豆にはたくさんの種類がありますが、コロンとした丸みがありトッピングなどでよく見かけるのが「ひよこ豆」ではないでしょうか。
見た目もかわいく印象的ですが、そもそもひよこ豆がどんなものなのか知らない人もいると思います。ひよこ豆の栄養や食べ方についても、詳しく紹介していきます。
ひよこ豆とは
ひよこ豆はその名前からもわかるように、ひよこの頭のような形をしていることからついた名前です。春から初夏にかけて白い花を咲かせます。日本はひよこ豆の栽培に適した気候ではなく育たないため、主に西アジアやインド、中南米などが生産地となっています。
ひよこ豆はとても歴史が古い食材になり、もっとも古い記録は7500年前のトルコまでさかのぼります。その後インドに広まり、エジプトやローマなどで食べられていました。インドではチャナーと呼ばれており、昔から伝わる大切な食文化に分類されています。
日本で見かけるひよこ豆の多くは、アメリカ・メキシコ産のひよこ豆になり、乾燥させ水煮にした加工品です。
ひよこ豆は優しい甘さもあり、ホクホクとした食感が特徴です。ひよこ豆には大きさが2通りあり、10mm程度で表皮の色が薄だいだい色をしている大粒のものと、7mm程度の濃褐色の小粒のものがあります。
ひよこ豆の栄養
ひよこ豆のなかには、豊富なたんぱく質が含まれています。他にも葉酸やビタミンB6、ビタミンEやカリウム。マグネシウム、カルシウム、亜鉛なども入っており、栄養成分がたくさん入っています。
ひよこ豆は大豆よりもカロリーが少なくヘルシーな豆です。糖質が高いので気を付けなくてはいけませんが、ダイエット中の人にもおすすめです。食物繊維の量も多く、腸内環境を整えてくれるといわれています。
ひよこ豆の食べ方
ひよこ豆はアレンジ方法も豊富です。茹でたひよこ豆をサラダのなかに入れて食べると、栄養もありボリューム満点に仕上がります。
他にもひよこ豆を使って作るキーマカレーはインドを代表するメニューの一つとしても知られています。豚肉との相性もよく、優しいひよこ豆の風味との相性がいいのも特徴です。スペインでは、鶏肉とあわせたコシードも有名です。他にもそのままではなく、ひよこ豆をミキサーで砕いて冷製ポタージュスープにする方法もあります。
ひよこ豆は冷やすとより甘みが強くなるので、食べやすくしっかりと栄養がとれる優れものです。また、中東地域伝統の料理としてフムスも有名です。ひよこ豆とオリーブオイルの相性がよく、スパイスの香味も癖になります。
まとめ
数ある豆の種類のなかでも、ひよこ豆は比較的よく見かけるものではないでしょうか。スープのなかに入れても美味しいですし、デザートとしてアレンジされることもあります。
幅広く使える豆になりますし、煮込み料理にも最適です。歴史の古い豆になるので、各地によってさまざまなレシピがあり、ひよこ豆を工夫して楽しんでみてはいかがでしょうか。
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