より美味しくワンランク上の料理を作りたいとき「重曹」程便利なものはありません。掃除用で使うイメージが強いので、料理に使うといってもイメージがわかない人もいると思います。
重曹は安く手に入るものですが、料理にとってもさまざまな場所で活躍してくれます。重曹を使ってどんな料理ができるのか、ご紹介していきたいと思います。
重曹は料理の美味しさを引き出す鍵
重曹といっても、掃除用で使うものと、食事で使うものでは異なります。料理で使うのは食事で使う用の重曹です。主な成分は「炭酸水素ナトリウム」になり、料理にとっても多彩な役割を見せてくれます。例えば、アク抜きにも重曹は最適だと言われています。
アクの強いたけのこや山菜、蓮根、ごぼうなど簡単にアク抜きができ、繊維を柔らかくしてくれる効果も期待できます。また、お肉の下ごしらえとして重曹にまぶしておけば、タンパク質を分解してくれるので、赤身肉でも柔らかくふんわりと仕上がります。
いかやエビなどの海鮮の下味として使うと、ぷりぷりとした食感になり、揚げ物は衣がサクサクに仕上がるなど、料理の味をより高めてくれるような効果が期待できるのです。小豆を使って煮豆を作るときにも、煮るときに一緒に重曹を入れておくと、水の浸透を促し、豆の皮がむけることなくふんわりとした仕上がりになります。
これだけの効果があると、重曹を使わずに料理を作るのが不思議なぐらいですね。アレンジ次第でいろいろな効果が期待できるのが重曹なので、毎日の料理にちょっと足してみると面白いかもしれません。
使い切れない重曹はもちろんお掃除にも
重曹を料理用に購入しておいたものの、使いきれず残ってしまった場合は、掃除用としての使いみちもあります。汚れに直接振りかけて消臭剤としても利用できますし、水に溶かして炭酸水として汚れ落としの役割にも使えます。
ひどい汚れの部分には、ペースト状にして浸透させれば汚れも落ち便利です。重曹は最後まで無駄なく使えるのも嬉しいですね。
まとめ
重曹は料理に使わない理由がありません。どんな料理でも、もう少しふんわりとボリューム感を出したい、簡単にアク抜きしたり、安いお肉も高級なお肉のような柔らかさで食べたいなど希望があると思います。
重曹を使えば、レシピの幅が広がるのはもちろん、美味しい料理が簡単に作れるようになります。重曹の正しい使い方を覚えて、料理に掃除に役立ててみませんか。
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