今回は、健康志向の高まりとともに注目を集めている「全粒粉(ぜんりゅうふん)」についてご紹介します。パンや焼き菓子、麺などさまざまな料理に使われる全粒粉は、香ばしい風味と独特の食感が特徴の小麦粉です。白い小麦粉と比べて色が濃く、ナッツのような風味が楽しめるのが魅力です。
この記事では、全粒粉の歴史や成分、調理での使い方までを丁寧に解説していきます。ぜひ、日々の食卓に取り入れるヒントにしてみてください。
全粒粉の歴史 〜古代から続く小麦のかたち〜

全粒粉の歴史は非常に古く、紀元前から存在していたとされています。古代エジプトやメソポタミアでは、すでに小麦を挽いて粉にし、パンや粥のようなものを作っていた記録があります。当時は、現在のように精製する技術がなかったため、粒全体を石臼などで挽いた粉が使われていました。それがまさに「全粒粉」です。
近代に入り、精製技術が発展すると、胚芽やふすまを取り除いた白い小麦粉が主流になりましたが、全粒粉は昔ながらの製法を受け継ぐ食品として根強い人気があります。現代では、精製された粉に比べて風味や栄養が豊かであることから、再びその価値が見直されています。
全粒粉の栄養成分 〜まるごと挽いているからこその特徴〜

全粒粉は、小麦の表皮(ふすま)、胚芽、胚乳をすべて含んでいるため、白い小麦粉とは異なる成分構成を持っています。
- 炭水化物:主成分は炭水化物で、エネルギー源として働きます。
- たんぱく質:中程度のたんぱく質を含み、製パンに適したグルテンも含まれます。
- 食物繊維:ふすま由来の食物繊維が豊富に含まれており、精白小麦粉の数倍になることもあります。
- ビタミン類:特にビタミンB群(B1、B2、ナイアシンなど)を多く含みます。
- ミネラル:鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも比較的豊富です。
ただし、全粒粉の風味や成分を活かすためには、保存に注意が必要です。胚芽に含まれる油分の影響で酸化しやすいため、購入後は早めに使い切るか冷蔵保存が望ましいです。
全粒粉のおすすめの使い方とアレンジ

全粒粉は香ばしさとコクを加えるのに最適な粉です。そのまま100%使うこともできますが、扱いに慣れるまでは、白い小麦粉とブレンドして使うのが一般的です。
● パンやスコーンに
全粒粉を加えると、噛むほどに味わいが広がる風味豊かなパンやスコーンが作れます。仕上がりはやや重くなりますが、その分食べ応えがあり、朝食にぴったりです。
● クッキーやマフィンに
焼き菓子に使うと、サクッとした食感と香ばしさが加わります。ナッツやドライフルーツとの相性も抜群です。
● パスタやうどんに
市販されている全粒粉入りのパスタや麺類も増えてきました。もっちりとした食感に独特の風味が加わり、ソースや出汁とよく合います。
● とろみづけや衣にも
揚げ物の衣やホワイトソースのとろみづけに少量加えると、風味が増し、仕上がりに奥行きが出ます。
まとめ 〜毎日の料理に、全粒粉を少しずつ〜

全粒粉は、古代から使われてきた自然な食材であり、現代の食生活にも取り入れやすい優れた小麦粉です。香ばしさや食感、そしてどこか素朴な味わいが魅力です。白い小麦粉とは違った味わいを楽しめるので、料理のバリエーションを広げたい方にもおすすめです。
いきなりすべてを全粒粉に置き換えるのではなく、まずはパンやお菓子の一部に使ってみるなど、気軽に試してみてはいかがでしょうか。風味の変化や食感の違いを楽しみながら、あなただけの使い方を見つけてください。
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