ちょっとしたおやつとして食べたくなるのが「天津甘栗」ではないでしょうか。スーパーなどで当たり前のように目にする食材ながら、なんとなく栗を甘く味付けしたものというイメージしかないかもしれません。
殻付きで売られているものもあればすでにとってあって、渋皮が少しついた状態で売られているものなどさまざまです。そもそも天津甘栗とはどんなものなのか、ご紹介していきたいと思います。
天津甘栗とは
天津甘栗とは、実は製法によってつけられた名前になります。加熱した小石のなかに栗を入れた状態で、艶出しや破裂しないように砂糖を加えて作ります。じっくりと炒りあげることで栗の美味しさを引き出したものを、天津甘栗と呼んでいます。
天津といえば中国をイメージするかもしれませんが、実は貿易のための港として栄えている場所です。ここで出荷されていることから「天津甘栗」と呼ばれるようになったそうです。では、実際の栗の産地はどこにあるのか？というと、燕山山脈周辺で美味しい栗がたくさん作られているのだとか。
栗を購入するときに、国産が一番美味しいと思っているかもしれません。栗は産地によっても味が違います。中国産の栗の特徴として、丸みのあるかわいらしいフォルムに、甘みの強さが特徴になります。粒も小さめなので、幅広い年代で食べやすいのも中国栗です。殻も取りやすく、すぐに食べられます。
日本の栗でも販売されていることもありますが、生産量が少なく高価であること、茹でて食べるのに適しているそうです。栗の産地によっても適切な食べ方があると考えると、天津甘栗は中国産の栗を選んで間違いありません。
天津甘栗の栄養素は
栗はもともと、他の食材と比べると脂質が少なくさっぱりとしています。さらに、栄養バランスがいい食材としても知られています。なかでも「ビタミンC」を多く含んでいる特徴があり、みかんと同じレベルになるといいます。
ビタミンCは水溶性になるので、身体に維持できません。そのためこまめに取り入れることで、免疫力の向上にも繋がります。栗のビタミンCは、通常のものとは違い加熱しても壊れる心配がありません。これはでんぷん質に包まれているため、しっかりとビタミンCもとれるのです。
さらに、さつまいもの倍にもなる「食物繊維」を含むのも栗ならではです。また「カリウム」も豊富なので、身体のなかにある余計な老廃物や水分を排出してくれる効果もあります。むくみやすい人にとっても、塩分過多になっている可能性があり栗はおすすめです。他にもさまざまな栄養素を含んでいるため、栗は健康や美容にも嬉しいのです。ただ、注意点として、カロリーが高めなのもあり、食べすぎないように注意してくださいね
まとめ
天津甘栗は、つい癖になる甘みがあり食べすぎてしまいます。カロリーもあるので、バランスを考えるようにしてくださいね。栄養も豊富で嬉しい食材なので、少量であれば続けても問題ないと思います。
中に含まれているものにも違いがあるので、納得できる天津甘栗を探すようにしてくださいね。栗ご飯にして食べると、すべての栄養素もとれるのでおすすめです。
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