製菓材料としても使える低糖質で話題のグルテンパウダーってなに?

健康や美容のために、低糖質を意識する人も増えています。そんな人の間で話題になっているのが「グルテンパウダー」です。一般的にパンを作るときに使われることが多く、家庭用ではほとんど見かけないものかもしれません。

低糖質のパンを作るときに、ボリューム感を出し膨張させる目的で使われています。聞きなじみの少ないものではありますが、低糖質ダイエットを考えている人など、グルテンパウダーはおすすめです。

グルテンパウダーとは

グルテンパウダーは、小麦が原料になっています。タンパク質であるグルテンを抽出したうえで乾燥させ粉にしているものです。おもに使われているのが、米粉や大豆粉などを使うパン作りです。一般的には強力粉もしくは小麦を使ってパンを作っていきます。発酵させ炭酸ガスを生み出すことでパンが膨らんでいくのは、自宅で焼いたことがある人なら知っていると思います。パンはグルテンが入っていないと膨らみません。そのため、米粉を使っているときなど、グルテンパウダーを足して生地を作る必要があるのです。

なかでもふすま粉は、より糖質が少ないのでグルテンパウダーを使う必要があります。そのままだと弾力性も伸縮性もない粉になってしまいますが、グルテンパウダーを加えることで、一般的なパン生地のようにこねて作ることができます。乾燥させた状態で売られているので、ちょっと水を足すだけでも変わります。粉やメーカーによっても変わりますが、適量にして入れないと生地がまとまらない、伸縮性が悪くなってしまうといわれています。

グルテンパウダーは麩の原料にも

グルテンパウダーのように、小麦からグルテンだけを取り出して粉にしている身近な使い方として「麩」があります。そもそも麩というのは、小麦からグルテンだけを取り出してかためたものです。そのため、適度な弾力があり麩ならではの味わいが感じられます。

例えば「生麩」は、小麦から抽出したグルテンを使って麩を作り。乾燥させずに食べているものです。生なのもあり、長期保存には向きません。長く持たせたいのであれば「焼き麩」を選ぶのがおすすめ。同じ手順で麩を作ったあとに、香ばしく焼いて食べています。ちなみに和菓子として知られている「麩菓子」は、麩に白玉粉を混ぜているものになり、その後おゆで茹でて、お団子を作っていき完成させたものです。

グルテンパウダーは100%のものを選ぶこと

グルテンパウダーを選ぶ時は、グルテン100%のものを選ぶようにしましょう。店舗では売っていないので通販の専門店にて購入するのが一般的かもしれません。グルテンパウダーにも種類がありますので、値段や品質なども含め比較したうえで選びましょう。

まとめ

低糖質のパンを作るときなど、グルテンパウダーは必須です。ただ、どんなグルテンパウダーでもいいわけではないので、品質を重視して選ぶこと、分量などもしっかりと守れるようにしておきましょうね。

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