健康効果の高い食べ物として注目されているのが「サバ缶」です。一時期品切れになってしまい、なかなか手に入らない時期などもありました。そもそもどうしてサバ缶がここまで注目されるようになったのか、優れた栄養も含めて紹介したいと思います。サバ缶を使ったレシピも紹介していきますので、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
サバ缶とは
サバ缶とは、水揚げしたサバを丸ごと缶詰にしたレトルト食品です。もともとサバは栄養価に優れた魚としても知られていましたが、食べる機会が少ない…なんて人も多いと思います。サバはそのときの気候によっても水揚げ量が変動しやすく、価格が一定になりません。そのため通年通して見かけるものの、価格が常に変わっています。その点、サバ缶は値段も一定ですし、味付けの種類も豊富です。健康に嬉しいサバを自宅の食卓で気軽に取り入れやすくしたものが、サバ缶の魅力でもあるのです。
2013年にテレビでダイエットに良いと紹介されたことがきっかけにもなりました。これは、サバのなかに含まれるEPAの痩せるホルモンである「GLP-1」を刺激することが話題になったためです。その後、缶詰といえばツナ缶が有名でしたが、今ではサバ缶のほうが人気も高くなるなど、注目度の高さでも知られています。
サバ缶の栄養
サバ缶は骨まで丸ごと加工されているため、サバをそのまま食べるよりも豊富な栄養がとれることでも知られています。例えばカルシウムは43倍にもなり丈夫な骨を作ります。またビタミンＤの保有量も多く、ＤＨＡやＥＰＡなど必要な栄養素が存分に含まれています。サバを調理するとこうした栄養素が流れ出てしまうこともあるのですが、生のまま缶詰にし、圧力釜を使って熱処理をしていきます。そのため、栄養が出ていくこともなく、煮汁のなかにたくさんの栄養が含まれているのが、サバ缶が優れている点でもあるのです。
缶詰になっている分、長期保存もできますし自宅にストックしておけます。必要なときに缶詰から出して料理に使えること、そのまま食べても美味しく、味の種類が多いのもサバ缶ならではの魅力といえるのではないでしょうか。
サバ缶のレシピ
サバ缶は工夫次第でいろいろな料理に活躍します。例えばサバ缶を使って大根との煮込み料理にしても美味しいですし、お味噌汁に入れるといい出汁がでます。長ネギとあわせたアヒージョや、グラタンなど洋風の料理との相性もよく食べられます。サバには臭みがあるのでは…と思われがちですが、一工夫入れるだけでも食べやすくなります。また、お酒のおつまみであればサバとピーマンで無限シリーズを作ってみても美味しいのでおすすめです。サバ缶とはいえ、基本的にどんな料理とも合わせやすいのでいろいろ試してみると美味しい食べ方も発見できると思います。
まとめ
サバ缶はたくさんの栄養がとれるのはもちろん、味も美味しく癖になります。食卓のレシピに困ったときなど、アレンジしてみるとサバの美味しさを実感できると思います。
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