肉料理やお菓子作り、飲み物の香りづけまで幅広く使われるスパイスのひとつ、「オールスパイス」。名前から「複数のスパイスが混ざったもの」と思われがちですが、実はひとつの植物から採れる天然のスパイスです。今回は、このオールスパイスについて、歴史や栄養成分、料理への活用方法まで詳しくご紹介します。
オールスパイスの歴史:香りに魅了された航海者たち

オールスパイスは、中央アメリカやカリブ海沿岸を原産とするフトモモ科の常緑樹「ピメント(Pimenta dioica)」の果実から作られます。その歴史は古く、先住民であるマヤやアステカの時代から香料や保存料として用いられていました。
15世紀末の大航海時代、ヨーロッパの探検家たちが新大陸を訪れた際にこのスパイスに出会い、その独特な香りに驚いたといわれています。オールスパイスという名前は、シナモン、クローブ、ナツメグを合わせたような香りを持つことから、英語で「all spice(すべてのスパイス)」と呼ばれるようになったものです。
その後、ジャマイカを中心に栽培が進み、ヨーロッパや中東、さらにはアジアにも広がっていきました。
オールスパイスの栄養成分と特徴

オールスパイスの主な特徴は、その香りにあります。香り成分の主なものは「オイゲノール」で、これはクローブにも含まれる芳香成分。香りは強いものの、味わいはマイルドで料理全体に深みを与える役割を果たします。
栄養成分としては、以下のような成分が微量ながら含まれています:
- 食物繊維
- カルシウム
- 鉄分
- マグネシウム
- ビタミンB群(特にB6)
とはいえ、オールスパイスはあくまで香辛料であり、摂取量はごく少量にとどまるため、健康効果を目的とするよりは料理のアクセントとして楽しむのが基本です。
オールスパイスの使い方とおすすめアレンジ

オールスパイスは、さまざまな料理に香りと奥行きを加えるスパイスです。以下のような使い方が特におすすめです。
肉料理に
ミートローフ、ローストビーフ、煮込みハンバーグなどのひき肉や赤身肉の料理に少量加えると、香りと風味がぐっと引き立ちます。ジャマイカの伝統料理「ジャークチキン」にも欠かせないスパイスです。
お菓子・デザートに
シナモンと同様に、クッキー、パンプキンパイ、ジンジャーブレッドなどにも相性抜群。甘みを引き立て、スパイシーなアクセントを加えます。
飲み物に
ホットワインやチャイ、アップルサイダーなどの温かい飲み物にも少量のオールスパイスを加えることで、風味が一層豊かになります。
アレンジのヒント
- 他のスパイス(シナモンやクローブ)と組み合わせて、オリジナルのスパイスブレンドを作ってみましょう。
- パウダーのほか、ホール(粒状)のまま煮込み料理に使えば、香りを穏やかに引き出せます。
まとめ:香りで料理を格上げする、万能スパイス
オールスパイスは、その名の通りさまざまな香りを併せ持ち、料理に深みと奥行きを与えてくれるスパイスです。歴史ある香辛料として、肉料理からお菓子、飲み物まで幅広く活躍します。
一度に使う量はわずかでも、料理全体の印象を左右する力を持つオールスパイス。まだ使ったことがないという方は、ぜひ手に取ってみてください。日常の食卓に、ちょっとした“冒険”を加えてくれるはずです。
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